こんにちは、いけこです。
毎度いっておりますが、私は4年ほどグラハン会社の社員として働いていました。
さて、本題です。
空港で働く。
ということに憧れを持っている方は近年増えています。
今や女性スタッフも急増するほど、大人気の職業です。憧れもあれば、悪いところもつきものです。・グランドハンドリング会社の離職率が高いって噂で耳にしたけど本当?と情報が多いのです。
そこで、元グラハン経験者の私が、なぜ離職率が高いのか、お伝えします。
ということに憧れを持っている方は近年増えています。
今や女性スタッフも急増するほど、大人気の職業です。憧れもあれば、悪いところもつきものです。・グランドハンドリング会社の離職率が高いって噂で耳にしたけど本当?と情報が多いのです。
そこで、元グラハン経験者の私が、なぜ離職率が高いのか、お伝えします。
体育会系の文化が未だに残っている
グラハンの会社、特に大手航空会社のグラハンは、体育会系の文化がゴリゴリ残っています。
時には理不尽なことを言われたり、時にはパワハラといっていいほどのことをされたり。
でも先輩の言うことは正しい。と言わざるを得ない状況なのです。
飲み会の席でもそうです。
先輩一人一人にお酌をし、仕事の説教を言われ続け、結局終わるころには何も食べられず。
お酒を少し飲んだ程度で終了。
それでも先輩が全額支払い、「ごちそうさまです」と一人一人に頭を下げる。
これが今でも残ってしまっています。
これに嫌気をさす人が多いですね。
お給料が安い
私は、大手航空会社のグラハンとして勤務していましたが、正社員の初任給の手取りは14万円程度。
そして10年、15年選手のベテラン達も20万円前半。
ボーナスは少し貰えていましたが、初めてで22万円でした。
大きな空港は、都心にあることから、住むアパートの家賃も物凄く高いのです。
毎月生活費を払うのが精一杯で、貯金なんかできない状況です。
他の社員達も、お給料は同等で、生活が厳しいと話をしていました。
本当に仕事が好きな人しかできない仕事だと感じました。
シフト勤務+サービス残業がハード
私は、関西のとある空港で勤務していましたが、夜勤勤務はありませんでしたが、勤務時間がハードでした。
そこにサービス残業もあります。
とある週の勤務状況を言いますと(全てサービス残業込み)
①5:00~23:00
②5:00~16:00
③8:00~23:00
④10:00~翌日3:00
⑤10:00~翌日3:00
休日2日間は組合活動
これ、紙にきちんと記録してあります。
本来であれば、一週間の勤務時間は40時間以内と労使協定で結んでいますが、様々なプロジェクトリーダーを無理やり任せられていたので、ライン業務後はひたすらパソコン作業
とプロジェクト会議。
もちろん残業時間なんて1時間もつきません。
これが鬼畜サービス残業の正体です。
こんなもん、一生身が持たないと危機感を感じ、退職しました。
労働組合の活動がある
上記サービス残業の他に、労働組合の仕事があるのです。
これは、大手航空会社だけかもしれませんが、運輸系の労働組合ってゴリゴリのやばいくらい熱血労働組合なのです。
よく耳にするのが、ニュースでもやっている、トヨタの春闘です。
毎年3月になると、組合と会社で、労使協定の見直し。という名目で、ベース給料アップしろだのなんだの。
こういった会議、資料作りは、労働組合が全部行います。
労働組合は、会社の仕事とは全く別の世界なので、労働組合という会社の仕事といえばいいのでしょうか?
なので勤務時間外に労働組合の仕事が始まります。
これは、サービス残業の中にも入っていないので、相当遅くまで行い、下手したら朝までやっています。
これが私の一番おかしいと思ったところであり、退職した原因でもあります。
まとめ
これを見て、驚く人が大半だと思いますが、大手航空会社のグランドハンドリングの勤務状況はこんなものです。
特に若者は5年以内にほぼ100%辞めていきます。
なので、最近は正社員募集が無く、契約社員としてスタートし、本当に続けたいのであれば正社員登用試験を受ける。という形になりました。
それだけ期間限定社員でしか賄えない証拠ですね。
そんな厳しい状況ですが、本当にグラハンが好きで働いている人もいます。
よく考えてグラハン会社を選択しましょう。